その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

テスターを使ってみる

【やって覚える電子回路 第1回】
「テスターを使ってみる」

続くかどうかは分かりませんが、電子回路を勉強してみたいと思います。
まず最初はテスターを使ってみます。きちんと出来てるか確認するツールですのでぜひ使えるようになりたいです。
それからプログラムでも数学でもなんでもそうですが、実際にやってみないと覚えられません。
ですので本を読んで終わりだと、すぐ忘れちゃうんですね。
やって覚えるのは時間がかかるかもしれませんが記憶には残りやすいんです。
というわけで実際にやりながら覚えて行きたいと思います。

1.電源コンセントの電圧を測ってみる

まずはやってみたくなることのひとつ。家庭用電源コンセントの電圧測定です。
やすもののテスターですが気にしないでくださいw

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家庭用の電源コンセントは交流ですのでACVにあわせます。
100Vということは分かっているのでいきなり250にあわせます・・・
通常わからないときは高いところから順にやるようです。

『豆知識』

交流とはプラスとマイナスの電気が交互に流れるのです。
直流とはプラスの電気だけながれます。
ということで家庭用の電源は+と-が波を打つように流れてきてるんですね。
その波が1秒間に1回波を打つと1Hzといいます。
家庭用の電源は50Hzか60Hzです。
ということは1秒間に50回か60回の波が出来るのです。
ここで50Hzか60Hzと書いたのは東日本と西日本で周波数が違うからなんです。
ACアダプタを見るとAC100V 50/60Hzという表記があると思いますが、西日本と東日本とどちらでも使えるということなんです。

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それではコンセントにテスター棒を差し込みましょう。
ちなみにどちらの穴が+か-かというのはありません。

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100のところまで針が振れました。
100Vであることがわかりました。

 

2.乾電池の電圧を測ってみる

普通の乾電池は1個1.5Vのはずです。
家庭用コンセントと違うのは乾電池は直流なんですね。

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ですのでDCV2.5に合わせます。
下のほうにBATというバッテリーチェッカの機能もありますが、DC2.5Vのところでやってみたいと思います。

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乾電池の+側に赤いテスター棒を-側に黒いテスター棒をくっつけます。

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ちなみにこのテスターにはDC2.5Vの目盛りはありませんので、250Vで代用します。
そこを見ると135ぐらいでしょうか。ということは1.35Vですので1.5Vまではいきませんが、この乾電池はまあまあ残っているってことです。

『豆知識』

・電池が切れるのは、実際には使い続けると電池内に水素イオンや水素ガスが増えていき、内部抵抗が増えるため、外部に電気が流れにくくなるためなんです。
電気自体は電池が切れても作られているのです。ただ流れないだけです。

・また、マンガン電池とアルカリ電池がありますが、なんにでもアルカリ電池を使ったりしていませんか?
実はマンガン電池は使わないでいると電池が少し回復するんです。
ですのでテレビのリモコンやドアのチャイムなど常に電気を流す必要のないものはマンガン電池を使ったほうが節約になる場合があります。

参考:乾電池のお話

3.乾電池を直列につないで電圧測定

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こんな直列の電池ボックスに電池を2本直列につないで電圧を測ってみます。
1本1.5Vなので3V近くになるはずです。

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次はDC2.5Vの位置だと足りないのでDC10Vで測ってみます。

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こんどはぴったり3Vです。