その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

輪廻についての考察2

「お釈迦さまが教えたこと3 有意義な生き方」
根本仏教講義 4.死んだらどうなるか
を参考にしています。

前回、因縁があるかぎり現象は消えることはないと書きました。
生きているこの状態も現象でありますし、現象は無常なんです。
新しい現象が生まれ続ける連鎖反応の状態です。

薪があるとします。
これも現象です。
ですので無常です。
薪が燃えると薪は消えますが煙と火という結果が生まれてきます。
そしてその煙と火もまた原因となり結果が生まれるのです。
こうして現象は連鎖しつづけ止まることはありません。
人間の体だってそうです。
心に関してはもっと難しくなりますし、理解は出来ません・・・

それよりも何より、死んだら何も無くなるとしたら辛すぎます。
それで死んだらどうにかなるとなぐさめてくれるのが世の宗教です。
お釈迦様の場合は、死後のことは殆ど話さなかったそうです。
死んだ後のことなんて、結局はわからないからです。
それよりもどう生きるかなんですね。
もし死後に何か世界があったとしても、今世で道徳を守って生活するならば、来世でもいいところに生まれるんです。
今世で悪いことをして生活をすれば今世も不幸になるのですから、来世も不幸になるんです。
ですので、死後のことを考えてもしょうがないよということが言いたかったのです。