その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

人生の目的、エネルギー、そして地図

また考えてしまったのですが、人生というものについて。
人生観というやつでしょうか、
考えてもしかたないんですけど自分なりの考えの結果を書いておきたいと思います。

今回のテーマは3つ。
人生の目的、エネルギー、地図です。
いかにも長くなりそうな内容ですね・・・

まず人生の目的について。

人生の目的というものは元々ないということは以前から気付いていることですが、自分で作る人生の目的というものはあります。
よく言われているのに大きな目標とか夢とかありますね。
俗世間ではよく夢を持ちなさいとかいわれます。
ですが、その俗世間の考えにそった夢を探そうとするとなかなか見つからない、あるいは無理やり見つける、途中であきらめるといった落ちが待っています。
そもそもそういうものは見つけようとするものではないんですよね。

一生を掛けた夢。
傍から見たらかっこよく見えます。
だけど一生をかけるほどの夢なんて、そう簡単に決められるわけありません。
簡単に決めたことに集中して一生そこから外れることなく突き進むことなんてできますか?
ですので、俗世間で言う夢という概念を追い求めるとパラドックスに陥ってしまうわけです。

人生というものを大きく見すぎなんです。
人の一生=人生なんですけども、無常ということが分かるのなら、一瞬一瞬が人生であると理解するはずです。
人生というものは映画のフィルムのようなもので、1コマ1コマ変わっていくんですね。
その1コマが人生なんです。
ですので、ここを前提としましょう。
そうすると見えてきます。

誰しも何かやりたいということはありますよね?
やりたいことがないというのは嘘です。
極端に言えばご飯を食べたいと思うこともそうですし、息を吸いたいと(思ってなくても)思うこともやりたいことです。
ですので、やりたいことがないということは生きていないということになります。
このやりたいということが目的です。

人生の目的とはやりたいと思ったことなんです。
当たり前のことなんですが、そうなんです。
その目的には小さなものもあれば、大きなものもあるんですね。
小さなものもあれば、すぐには達成できないようなものもあるんです。
本当に長い時間かかって達成できるか出来ないか、そんなようなものにだけ俗世間は「人生の目的」という概念を植えつけてしまったのです。
そうではないんだと、ここで言っておきたいんです。
誰にでも人生の目的はあるんだと。

ですので、見つけようとしてもしょうがないんです。
もうすでに目の前にあるんですから、その目的を達成すればいいんです。
ごくたまに、なかなか達成できないような目的も出てくるかもしれませんが、どれもみな同じなんです。

次にエネルギーについて。
エネルギーとは物質が何かを働かせることのできる仕事量のことですが、活力とか精力ともとらえられます。
人間が活動するのもエネルギーが必要なんですね。
あの人はエネルギッシュだ、というような意味もわかると思います。
そのエネルギーについて気付いたことなんですが、プラスのエネルギーとマイナスのエネルギーってあると思うのです。
あの人はエネルギッシュだ、で使われるのはプラスのエネルギーです。
逆に落ち込んでる人はマイナスのエネルギーを多く持っています。
それらのエネルギーって伝染するんですね、周りの人にも。
ですので、プラスのエネルギーを持っていたいわけです。

どうしたらプラスのエネルギーを持つことが出来るか。
それは人生の目的に向かって行動することです。
やりたいことに向かって進むのなら、プラスのエネルギーが発せられるんです。
ところが、嫌々何かをやっているとマイナスのエネルギーが発せられます。
すなわち自分を生きていない、何者かに行動をさせられている、ということになります。
また、妄想をしているときにもプラスのエネルギーは発せられません。
ですので、より多くの時間を人生の目的に費やしている人はエネルギッシュなんでしょう。
これが今を生きるということなんだと思います。

そして、最後に地図について。
人生の目的が少し大きな目的であった場合、細分化されて小さな目標がいくつも現れます。それらを組み立てて、大きな目標を達成するのです。
ところが、その小さな目標を組み立てて大きな目標にたどり着くのは結構難しいのです。
途中で他の目標だって出てきたりしますし、なかなかまっすぐいかないものです。
いわゆる迷子になっちゃうんですね。
そこで登場するのが地図なんです。
地図というのは、すでにたどり着いた経験者が作成したものです。
ですので、道筋が分かるんですね。
その地図に従っていけば、時間はかかったとしてもたどり着くんです。
それを利用しない手はないでしょう。
そういう地図を利用しなければ、もしかしたら着くことが出来るかもしれないですけど、着くことも出来ないかもしれません。
地図を利用する、近道も発見できるかもしれない、これは非常に重要なことなんだと思います。
地図がないところを進むことは相当エネルギーを使います。
どこに行くかも分かりませんし、何をやっているかもわからなくなります。

この地図というのはいろんなものがあります。
先達の経験を聞いたり、マニュアルだったり、ガイドラインだったり、フレームワークだったり。
何か大きな人生の目的が出来たとしたら、まずはこういった地図を探すことからはじめるといいのかもしれません。

人間はいつ死ぬかもわかりません。
ひょっとしたら明日かもしれないんです。
せいぜい長生きしたとしても100年がいいところでしょう?
実際には一瞬一瞬生まれ変わってるんですけど、あまり長いもんじゃないです、人生って。
いやとてつもなく短いです。
その人生を満足して生きることが出来るのには何となくではなく、目的を達成するためにまっすぐ進むことです。何かやり遂げたあとって満足感を味わえますよね。
そのためにはこういう考えを持っていると何かの役に立つんじゃないかなと思ったりもしました。

死ぬ瞬間にあれもしたかった、これもしたかったと後悔しても遅いですからね、あれも出来た、これも出来た、満足できた一生だった。
そんな生き方をしたいものです。