その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

初心者脱皮への道9

休んでみる

一度損切りしたら、しばらく売買は休んでみましょう。
これもなかなか出来ないことのひとつです。

玉を建てているときと、建てていないときでは、相場を見る目も変わってきます。
パチンコだって、お金がかかっているから楽しいのであり、お金がかかっていない台を一日中打てますか?

これと一緒のことなのです。

玉を建てからは、株価や、経済・金融ニュース、経済新聞など、今までには気にもしなかったようなことが気になりだします。
勉強もはかどるものです。
ついつい、常に玉を建ててしまいがちになります。
ですが、相場には調子のいいときと悪いとき、株価が上がっているときと、下がっているとき、常に波があるのです。

何も常に玉を建てていなくたって、いいのです。
というより建てないほうがいいです。
長期投資なら話は別ですが、短期で取ろうとするならなおさらです。
上がっているときは買い玉を建てて、下がっているときは売り玉を建てればいいじゃないかと思うかもしれませんが、 そうではなく。
自分が取れると思うところだけ建てていたほうがいいのです。
誰しも、得意なパターンがあるはずです。
すべての波をとろうとしても、なかなか取れるもんじゃありません。

得意なパターンをじっくりと待ち、 素早く奪い取る。
蝶のように舞い・蜂のように刺す。

風林火山

風・・・得意なパターンが来たら、疾風の如く迅速に

林・・・情勢を眺めるときは林の如く整然と

火・・・手仕舞いは、烈火の如く猛然と

山・・・動くのが不利なときは山の如く泰然と


休むことは、何もしていないようで、最大の防御なのです。
それは、損をすることがないからです。
素人は、このことを軽視しているようです。
また、出動するべきところで、すぐ出動できるといった点でも、攻撃のうちなのです。
最大の防御であり、攻撃でもある休みを甘く見てはいけません。

損切りと休みは、ぜひ覚えてください。
そして出来るようにならなくては意味がありません。