日経225 世界恐慌以上の下げ率 恐るべし
こういう酷い地合になってくると、相場に燃える私です・・・
こういうときに限ってデータを集めたりしたくなるんですよね、何故か。
そこで早速作ってみましたよ。
日経平均株価が算出され始めてからの(1949年5月)月足です。
ここを参考にしました。→日経平均プロフィル
(クリックすると拡大します)
それで気づいたことがありました。
バブル崩壊時の急落は46%の下げでした。
ところが今の下げは58%も下げています。
バブル崩壊後に持ち合いになるまでは63%下げています。
今回の高値から63%下げた場合は、6757円です。
ここまで行ったらバブル崩壊と同じダメージです。
ところが、今回のいざなみ景気は大したことなかっただけに深刻です。
巷では世界恐慌という文字がよく見られますが、
世界恐慌の1929年には日経平均株価はありませんでした。
そこで、
大阪産業大学、新保博彦氏のHPより東株のデータを拝借しました。
1921 | 100 |
1922 | 125.9 |
1923 | 103.3 |
1924 | 106 |
1925 | 111.2 |
1926 | 127.3 |
1927 | 142.1 |
1928 | 119.2 |
1929 | 104.5 |
1930 | 71.1 |
1931 | 53 |
1932 | 72.7 |
1933 | 103.7 |
1934 | 120.7 |
1935 | 115 |
1936 | 129.1 |
1937 | 143.9 |
1929年〜1931年で49%の下げです。
1927年〜1931年では63%の下げです。
世界恐慌のときは2年での49%の下げ率ですので、
今回の下げはその勢いを余裕で上回っています。(1年4ヶ月)
バブル崩壊のときは10ヶ月で46%。
2年9ヶ月で63%の下げ率です。
ITバブルのときは3年2ヶ月で63%の下げですか。
予想はよそうですが、
63%という数字はよく出てきますね。
そして後1つは40%台後半です。
今回は58%下げていますので、あと猶予は5%。
6757円が下げの限界だったりするかもしれません。
その後どうなるかなんてわかりませんが、
まあもう少しの辛抱なんじゃないでしょうか。