その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

初心者脱皮への道21

求めているもの

相場というものは不思議なもので、本来の目的を忘れさせてしまうものです。

実生活では、考えられないほど不思議な世界であります。
サラリーマンや証券ディーラー、医者や、プロスポーツの選手、芸能人などなど、
実に様々な人たちが参加して、一人一人の意思により形成されている世界なのであります。

そんな多くの人たちによって形成されているのですから、
まったく違った考えを持つ人たちばかりなのです。

ある時点での同じ株価を見たときに買い!という人もいれば売り!という人もいるのです。
そうでなければ市場は成り立ちません。

ですが、たった一つだけ共通するものがあります。

それは利益を目的とするところです。

損失を目的としている人は、ごく稀にいるかもしれませんが、
ほとんどの人が利益を目的としているでしょう。

自分に有利になるように最善を尽くす。

みんながみんな最善を尽くしているはず??なのです・・・

ですから、簡単には継続して利益を得ることは難しいのです。

はず??と書きましたのは、本当に利益を得るために最善を尽くしているのかは疑問だからです。

そして、利益を得るために売買をしている。
とも限らないのです・・・

不思議だと思いませんか?

利益を得なければ、何のために売買しているの?って思いませんか?

元々の目的は『利益を得ること』だったかもしれません。
ですが、途中から利益を得ることが目的ではなくなってしまう人がほとんどです。

よく見られるのが、自分の予想がよく当たることを自慢したいから、
株を持っていると経済の勉強になるから、
株を持っていると、株価を眺めるのが楽しいから、
などです。

初めから、これらを目的としていましたか?

楽しむために株を初めた、予想を自慢するために始めた、なんて馬鹿げた話です。

少しでも心当たりがあるなら、ふと初心に帰って本来の目的をもう一度思い出してみてください。
何のために株を始めたのかを・・・

儲けるために売買をするのなら、つまらなくたって儲かるように最善を尽くすべきです。
常にポジションを持っていなくては我慢できない。
なんて人は、すでに中毒症状です、

本当にそうすることが儲けるためなのか、よく考え直してください。