その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

初心者脱皮への道12

ポジションサイジング


ポジションサイジングとはなんぞや?
横文字はようわからん。
という方のために、まず、ご説明します。

ポジション=位置
サイジング= 見積もり

すなわち、位置を見積もることなのです。
わかりました?
・・・
もっと分かりやすく言うと、何枚建てたら良いかを探るということです。

今なら、3000株買えるとか、1000株買えるとかを探ることにあるのです。

前回、資金の2%ルールというのをご説明しましたが、2%というのは、あくまで投資資金全額に対して2%ということなのです。
ですから、買った株価が2%下がったらということではないのです。
全資金フルフル株を買ってしまった場合には、資金の2%=株価の2%となるわけですが、
例えば、株価が2%下がるってことは、日常茶飯事で、1日で下がってしまう事だってザラではありません。

そんなにすぐ切りたくないと思う方だってたくさんいるでしょう。

資金が100万円あるとします。
200円の株を 5000株買ったら100万円全てを使ってしまいます。
例えば株価が4円下がったら、すなわち2%下がったら、 2万円の損失となります。
このとき損切りしたら、手元には98万円残ります。
損失は、資金に対しても2%の損失となります。

ここで、5000株ではなく、1000株にしてみたらどうでしょう?
200円の株を1000株だから、 20万円です。
残りの80万円は、使わないでとっておきます。
そうすると、資金100万円の2%は、2万円ですが、
200円の株がいくら下がったら、2万円の損失が出てしまうでしょう?

簡単なことです。
2万(円)÷1000(株)=20
20円下がったら、2万円の損失となるのです。
このとき、株価は10%下がって、やっと2万円の損失となるのです。

そこで、株価より10%下がった位置を損切りラインに設定しておけば良いのです。
こんな感じです。

これでは、何枚建てたら良いかを探るというのとはちょっと違いますね。

では、どうやって求めたらいいのでしょう?

損切りラインというのは、だいたい過去の株価の動き(チャートなどから)ちょうどいいのを探したりして決めます。
何%がいいと人に勧められたから、とかそいうのではいけません・・・
自分で検証して決めるのが一番です。

例えば、損切りラインが株価が5%下がった所と決まっていたとしましょう。
資金はまた、100万円とします。
ここでは、2%ルールを適用することとします。

買いたい株が200円だったとします。
さて何枚建てれるでしょう?

こんな感じで求めてください。

100万円の2%は2万円。
すなわち2万円なら損をしても許容範囲とします。

2万円÷5%=40万円

ということは、40万円なら使っても良いということになります。
200円の株を40万円買うとなると、

40万円÷200円=2000(株)

ということで2000株建てることができるのです。

見なおしてみましょう。
200円の株を2000株買うと40万円です。
200円から5%下がったら、 190円になります。
10円の値下がりで2000株持っているということは、損失が2万円ということです。

こうやって、枚数を探ることにより、リスクを一定に保つことが出来るのです。

今回やったのは、リスクを2%というパーセンテージで固定した場合のポジションサイジングの方法です。

他にも、ボラティリティから探る方法や、金額で探る方法もありますが、
それは、ご自分で勉強してください。

たぶん、パーセンテージ固定でも結構使えると思います。