その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

初心者脱皮壁道13

ルール設定

耐久性、ポジションサイジング、損切りなどリスク管理に重要と思われる部分を説明してきましたが、
他にもリスク分散法などの多業種、異銘柄、異分野に投資先を分ける方法などもあります。
ただ、これに関しては、専門外ですので、今回は触れませんが興味のある方は勉強してみてもいいのではないでしょうか?

私は、リスク分散法については懐疑的です。
いくら業種を分けたところで、全体相場が弱ければ、全体的にパフォーマンスも落ちるわけで、
どう有効なのか分からないからです。
それならば、今後期待できる市場においてパッシブ運用しておいたほうが賢明だと思うのです。

たぶん、分散すれば、倒産リスクを避けれるなどそういった利点があるのかもしれませんが、
全資金使わなければ、いいだけの話ではないでしょうか?

それならば、相場が上がるときにベットして、下がるときは、見てるだけといった方法のがいいような気がします。
専門外のところをつついてもボロがでるだけなので、この辺にしておきますが・・・

カモにならないためには、リスク管理は必須です。
ただリスク管理といいましても、損切りだけしていればいいというわけではなく、リスクと上手に付き合わなければいけません。
そのためには、売買日誌やリスク管理表が必要となるのです。
そして何よりも大事なのが、ルールを設定することにあると思うのです。

相場の玄人になって、 常勝軍団になれるのでしたら、そうでもないかもしれませんが、
自分はカモだ!と自覚のある人なら、ルール設定は、拠り所であります。

ルールに従って売買を繰り返していくうちに、相場というものを知り、市場で生き残る術を知ると思うのです。
カモなのに、適当にやっていては、市場で生き残るのは至難の業です。
お金持ちなら、別ですよ。
そういった方は、どんどん適当にやってください。
他人を幸せにすることができますから・・・

ルールに従って売買するということだけでも、心理面においても、続けるのは困難なことなのです。
それが出来るようになりカモを脱出できてから、思う存分楽しめばいいではないですか。

カモの間はルールに従って売買を繰返すという試練に耐えなければなりません。
そして、売買と反省の繰り返しです。
カモを脱出できるまで。

ここで言うルールとは、損切り、ポジションサイジングなどのリスク管理利食いルールなども含みます。
すべてをルール化することは、本当に拠り所となるのです。
感覚を養ったり、感覚で損切りしたりするのは、カモ脱皮後でいいと思います。
いきなり上手く行くはずもありません。
ルールという指導者に守られながら、一緒にカモ学校を卒業しましょう。
ですが、ルール(指導者)がダメなものでしたら、なんともなりませんが、

最後に先ほど出てきましたリスク管理表についてですが、 簡単に説明しておきましょう。
とくに含み損を抱えているときなど、自分の抱えているリスクから目を離しがちになります。
ここは、人間の弱い部分でもあり、嫌な部分から逃れたくなるのです。

ですが、それを振り切り現在の損失は資金に対してどれぐらいあるか、
その玉の損切りした場合の損失は資金に対してどれだけのリスクを持っているかを毎日確認できるよう表にして、
リストアップしておきましょう。
そして、今はどれだけのリスクを背負っているか、リスクを取り過ぎではないかなど自分の置かれている状況を
常に把握しておかなければいけません。
そうしてこそリスクと上手に付き合うことが出来ると思うのです。
目を離していたら、多くリスクを取り過ぎてしまった、回復するまで何も出来ない。
なんてことになってしまわないように・・・