その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

FTPバウンスアタック

FTPのPORTコマンドを利用して、FTPサーバーを踏み台にする攻撃。
通常、FTPは21/tcpポートを使用するが、このポートは制御用のコネクションとして使用されるだけで、実際のデータ転送は、このポートを利用しない。

Ftp



通常のFTPでは1〜6で、クライアントからサーバーへ接続し、ログインを行う。
その後、7〜11でファイルのGetを行う。
7のPORTコマンドはクライアントからサーバーへ送信し、コマンドが発行された時点で、クライアントでは1つのポートがLISTEN状態になる。

PORT (クライアントのIPアドレス),(ポート番号)

IPアドレスはドットではなくカンマ区切り。
・ポート番号、nn,mmm 
  実際のポート番号 = nnn × 256 + mmm

     PORT 192,168,1,1,4,180の場合
  IPアドレス、192.168.1.1
    ポート番号 4 × 256 +180 = 1204

このPORTコマンドは第三者のアドレスを指定することも出来る。
これを悪用するのがFTPバウンスアタック。

対策:最近のFTPサーバーはFTPバウンスアタックの対策はされている。

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