その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

なぜ歳を取ると時間が早くすぎるのか?

最近、一日が過ぎるのが早いです。
あっというまです。
一年もあっという間に終わりです。

歳を取ると時間が過ぎるのが早く感じるのはなぜなんでしょう?

それには、いろんな説があります。

・ 一日のうちにやることが多くなるから (時間の過ぎ方より)

・ 1歳の1年は1分の1だけど、30歳の1年は30分の1になるから(なぜ歳を取ると時間が早くなるのかより)

で、私見なのですが、
時間というものは作り出したものなのだと思います。
もともと時間なんてものはないのです。
昔は天体の動きから時間を作り出しました。
あるとき振り子の動きが一定だということに気づいて、時間を作り出しました。
今では機械的に時間を作り出しています。

時間なんてものはないのに、何かと比較すると便利だから人間が作り出したのです。

平均寿命というものがあります。
今ですと男性が79歳、女性が85歳ですかね。
日にちに直すと約3万日です。

こういうものを知ってしまうと、後何日生きられるかというのが想像できるようになってしまいます。

3万日が少ないと思いますか?
そのうちの何日、もう生きましたか?

何がいいたいかといいますと、
あと何日というように知らず知らずのうちに意識してしまうと、その一日の重みが強くなってきます。
3万日残っていれば、1日は3万分の1ですが、
1万日しか残っていなければ、1日は1万分の1です。

それに加えて、余分な知識や記憶が多くなっていきます。
1日のうちにあれをしなければいけない、これをしなければいけない。
昨日はああだった、昨年はああだった、あのときはああだった。
明日はあれをしよう、来週はこれをしよう。
などなど、頭の中に浮かぶ事柄が非常に多くなっていくんです。

そうすると、そうやって妄想している時間が増えてしまい、そればかりで1日を消化してしまうのです。

また、残りの人生でこういうことをやっておかなければといった欲も増えていきますし、
生きた証みたいなものを自然と残したくなるんですね。

これら全てが焦りに繋がります。
外を見てみれば、焦ってセカセカ回っている世界に気付きます。

よくあるじゃないですか、都会と田舎だと時間の流れが違う感じがすると。

焦れば時も早く過ぎますし、ゆったりとしていれば時もゆっくり進みます。

もっと余裕を持つといいんじゃないですかね。時間がないと思う人は。

別に何かしなければいけないといった決まり事なんてものは、もともとないんですし(人間が勝手に決めているだけのこと)、何か物質的な物を得たところで死んだら残りませんし、何か記録を残したところであの世には持っていけません。
案外ゆったりとした気持ちでやったほうが早く済むことのほうが多いものです。
焦って心に悪い影響を与えることこそ良くないものです。

そういったわけで、歳を取ると時間が早く過ぎるのは、心の余裕がなくなっていくからってことなのかなと思いました。

(あくまでも今の時点では。)