その時々

その時々で違うんです。特に決まっていないんです。

真・株の初心者講座6

株太郎は、さっそく証券会社に注文を出そうと師匠に相談に来ました。

 

株太郎「師匠、こんにちは」

師匠「おう、株太郎。」

 

株太郎「今日は、トヨタ自動車ミニ株を買おうと思って相談に来ました。」

師匠「ほう〜、で、なぜトヨタ自動車にしようと思ったのじゃ?」

 

株太郎「有名だからです。」

師匠「それだけか?」

 

株太郎「業績も、よさそうだからです。」

師匠「それで買うのじゃな。」

 

株太郎「はい。それで、株価が上がったらすぐ売ろうと思ってます。」

師匠「どうしてじゃ?」

 

株太郎「早く、利益が欲しいからです。」

師匠「株太郎よ、それでは、勝てるもんも勝てんじゃろう・・・」

 

株太郎「どうしてですか?」

師匠「お前には、まず売買の基礎を教えないといかんな。素人は、適当に売買しすぎるからいかんのじゃ。」

 

株太郎「売買の基礎ですか・・・、教えてください!師匠!」

師匠「まずは、武道や、茶道にも流派があるように、何かひとつの流派に絞って勉強するのじゃ。」

 

株太郎「流派ですか〜?トレードにも流派があるのですか?」

師匠「もちろんじゃ。」

 

株太郎「例えば、どんなのがあるのですか?」

師匠「うねり取り、リズム取り、酒田罫線法、サヤ取りなどじゃ。」

 

株太郎「師匠は、どの流派なのですか?」

師匠「我流じゃ(w」

 

株太郎「師匠、どうすればよいのでしょう・・・」

師匠「株太郎よ、各流派は、専門の本などを読めばいいのじゃ。」

 

株太郎「本ですか〜、面倒ですね、」

師匠「まずは、自分で努力することを知れ。そうしなければ、成長しないぞ。」

 

株太郎「読むだけでいいのですか?」

師匠「読んだらノートにまとめるのじゃ。学校と一緒じゃ。」

 

株太郎「それは、面倒ですよ・・・」

師匠「バカモン!お前の頭で全て暗記できるはずがなかろう!」

 

株太郎「わかりました、」

師匠「ただでさえ、儲けるのは難しいことをしようとしているのだ。努力しなさい。努力を。」

 

株太郎「みんなノートにまとめているのですか?」

師匠「努力家は勉強ノートを持っているもんだ。そして、同じ本を何度も何度も読んで覚えるのだ。」

 

株太郎「大変なのですね、」

師匠「まずは、勉強してから始めても遅くないぞ。資金がなくなってから勉強を始めるか、
   面倒くさがらずに、じっくり勉強して、資金がなくならないかどっちがいいか? 」

 

株太郎「資金がなくなったら嫌です!では勉強します。」

師匠「がんばりなさい。」