勝義諦1・・・心
心・・・魂、自我というような実体があるのではなく、ただ休みなく認識し続ける機能が働いているだけ。
・すべての問題は、「私がいる」と思っていることから始まる。
・どんな生命にも認識する働きはある。
勉強をして知識を増やせば増やすほど苦しみも増える。
お茶を煎れるにしても、ただ葉っぱとお湯をまぜるだけで煎れられるけど、お茶の煎れ方をとことん勉強したら、もう簡単にいい加減にはいれられなくなり、難しい仕事になる。
お茶のプロになったら、自分も簡単に煎れるわけにはいかないし、他人が適当に煎れると怒りまで生まれる。
煩悩や苦しみが増えるのが、世の中の知識の世界。
仏教の知識の世界は全く逆。
勉強すればするほど気持ちが軽くなるように、別に知らなくてもいいのではないかという方向にもっていく。